しかし、カラッと揚げたさつまいもを甘い水飴でコーティングして作られる大学芋は、100gおよそ231kcalもあり、意外と高カロリーなため、ダイエット中の方にはあまりオススメできない料理でもあります。
ですが、料理の得意なダイエッターさんたちによって、電子レンジや炊飯器などを活用した油や水飴を使わないヘルシーな大学芋のレシピが考案されており、大学芋をダイエットメニューに取り入れる方々も増えていると言います。さらに、大学芋をおかずとして食べられるようにと、お肉や生姜などを加えてアレンジを効かせる親御さんたちも大勢いらっしゃいます。
そんな、日本の食卓には欠かせない大学芋ですが、スーパーやデパート、コンビニなどで販売されている大学芋は表面がカリッカリで中はホクホクとしているのに、手作りするとカリカリに仕上がらないという方も大勢いらっしゃるかと思います。
そこで、今回は甘くておいしい大学芋をカリカリに仕上げるコツと方法をご紹介したいと思います。
大学芋をカリカリに仕上げるコツと方法!
daigaku imo (fried and brown sugar coated satsuma sweet potatoes) / 305 Seahill
一般的な大学芋の作り方は、
①さつまいもを一口サイズにカットして水にさらし、アク抜き行う。
②水分をしっかり拭き取り、フライパンなどに入れ、常温の油を注いで火を点ける。
③さつまいもに火が通るまでカラッと揚げる。
④小鍋にグラニュー糖・みりん・醤油・水を加えて合わせたら、とろみが出るまで火にかける。
⑤揚げたさつまいもを④に加え、しっかり混ざったら黒ゴマをかけて完成。
ですが、大学芋をカリッカリに仕上げるためには、ひと手間加える必要があります。例えば、さつまいもを揚げる際、1度揚がったものを油から揚げて、油の温度を少し上げてサッと揚げ直したり、小鍋で水飴を作っている際、気泡が大⇒小⇒極小になるまでじっくり待ってからさつまいもを絡めるだけでも仕上がりが大きく異なります。
そこで、今回は大学芋をカリカリに仕上げるためのコツや方法をいくつかご紹介したいと思います。
1.べっこう飴を作って放置!
砂糖 大さじ5杯と水 大さじ1.5杯を鍋に入れ、黄金色になるまで煮詰めて自家製べっこう飴を作ったら、揚げたさつまいもを加えて絡め、しばらく放置します。すると、表面がパリッと艶やかになり、カリカリ食感の大学芋が完成します。ポイントは、べっこう飴が濃い飴色になり、少し煙が出てきたらさつまいもを加えることです。焦げやすいので注意しましょう。
2.大学芋を冷水にとる!
砂糖 大さじ5杯と水 大さじ1杯で作ったタレの中にカリッと揚げたさつまいもを入れ、しっかり絡めたら、サッと冷水にとります。こうすることで大学芋のカリカリ感がアップします。タレがくっついて取りにくいという方は、タレにお酢を小さじ1杯加えることで解消されますので、お試しください。
3.“揚げる”と“絡める”を同時に行う!
日本最大級のレシピ投稿サイト「cockpad」でつくれぽ9000件を超えている人気の大学芋レシピで紹介されている大学芋をカリカリに仕上げるコツは、揚げ油 大さじ3杯に砂糖 大さじ3杯を加え、そこにさつまいもを入れてしまうという斬新な方法です。揚げながらタレも作ってしまうという荒業ですが、表面はカリカリ、中はホクホクの大学芋が1工程で作れると人気を集めています。
4.カットの方法を変更する!
大学芋といえば、通常一口サイズの乱切りで作るものですが、少し細めのスティック状にすることでカリカリ部分の表面積が増えるため、いつもよりもカリカリ感を得ることができます。他にも大学芋をカリカリに仕上げるコツや方法はたくさんございますので、ご自身に合った方法を見つけてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は大学芋をカリカリに仕上げるコツや方法についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。大学芋を作る際、出来ればさつまいもの皮ごと作ることをオススメします。
さつまいもの皮には、優れた抗酸化力を持つポリフェノールが豊富に含まれており、生活習慣病や老化を予防することができます。ですが、さつまいもに含まれる栄養素は調理工程で外部に流れ出てしまうため、焼くもしくは蒸すようにしましょう。
「栄養満点の大学芋を作るためには、カリカリ感を犠牲にしなければならないのか」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、オーブンやフライパンを用いるなど工夫次第で栄養満点なカリカリ食感の大学芋を作ることができますので、様々な大学芋レシピを参考に、カリカリ食感の大学芋作りに取り組んでみてはいかがでしょうか。