みなさん、桜えびって知っていますか?桜色をしたかわいいえびです。
今回は桜えびについて紹介したいと思います。これからちょうど旬の時期に入ってきて話題になりますね。
この桜えびの漁の許可証を持つ船は、由比・蒲原・大井川地区の合計で120隻しかありません。よく聞く名前ですが、実はとっても貴重なエビなのですね。
桜えびって?
深海の中層を群れで浮遊する体長4㎝の小さなえびです。体は透明ですが甲に赤い色素を含んでいて生体は透き通ったピンク色に見えます。
桜えびの和名はここに由来します。産卵期は夏で、孵化後1年で成熟し産卵後は2,3か月で死にますので寿命は約15か月ほどです。
近年では桜えびの生息が台湾東方沖・西南沖でも確認されており、台湾では「花殻仔」の名前で呼ばれ、漁獲対象となり日本にも輸入され増えてきています。
しかし、駿河湾産と台湾産では「甘み・旨み」が違います。桜えびは体表に160の発光器官をもっており、これが多いほど甘み・旨みが高いことがわかります。台湾産は100前後しかないので糖度計で測ってみても駿河湾産は甘いことが証明できます。
また、気になるのが栄養価です。カルシウム・銅・ビタミンB12を多く含んでいます。桜えびは丸ごと食べられるので、手軽にたくさんのカルシウムを摂ることができます。
カルシウムには骨を丈夫にする作用や体のPHや体調を整える重要な役割があります。銅は鉄分の吸収をよくする働き、コレステロールや糖の代謝を促進し脳の発育にも影響します。
ビタミンB12は不足すると悪性貧血た神経障害を引き起こします。また食物繊維も豊富なので美容と健康にもうってつけですし、丸ごと食べられるので捨てるところがなく簡単にお料理にも使えます。
桜えびの旬の時期は?
先ほども挙げたように産卵期が夏場になります。桜えび保護のため漁期は年2回のみとなり、春漁は3月中旬から6月初旬。秋漁は10月下旬から12月下旬です。旬は春と秋の年2回となります。
日本では駿河湾および近接の東京湾、相模灘にも生息していますが、漁業の営業許可を静岡県だけが認めているので国内の水揚げ100%は駿河湾となります。
桜えびを使った人気レシピの紹介
「桜えびのパスタ」
材料(2人分)
パスタ・・・・・・・・・・・160g
菜の花(ブロッコリーでも可)・・適宜
桜えび・・・・・・・・・・・・1/4カップ
オリーブオイル・・・・・・・・適宜
塩・こしょう・・・・・・・・・適宜
①鍋で湯を沸かし、パスタをゆでます。
②パスタが茹で上がる1分前に菜の花をいれます。茹で上がったらざるにあげ軽く湯切りします。
③フライパンにオリーブオイルを入れて②を戻し、桜えびを加えさっと全体を馴染ませます。
④軽く塩・こしょうで味を調えればできあがりです。
ぜひ、作ってみてくださいね♪